パッシブハウス・アジア・カンファレンスの会場は「東京大学」。
初めて赤門をくぐりました!
ドイツ、パッシブハウス研究所シュニーダース博士をはじめ、日本で世界レベルの話が聞ける貴重な機会です。
高気密・高断熱は夏暑い?という名の下に、真夏の蒸し暑い日本での開催です。
パッシブハウス研究所の副所長のシュニーダース博士の話はとても内容が濃かったです。
理解できないことも多々ありましたが、日本で普通に考えていること以上にパッシブハウスの世界では、「温度」や「湿度」について検討されていたり、検討の方法が確立されていることに、圧倒されたのが、正直なところです。
また、中国ではパッシブハウスが急速に広まっていること。
その主導は政府がしているとのこと。
巨大な施設というかパッシブハウスの町ができていっています。
パッシブハウスの施工床面積ではダントツトップとのことです。
また、亜熱帯の台湾のパッシブハウスの話も考え方がとても興味深かったです。
断熱性能を上げ、暖房負荷を「ゼロ」に。(できる)
その上で、夏場の冷房負荷を下げることを考えています。
韓国は日本に比べとても寒さが厳しいとのこと。
ソウルでは冬は-20℃になるとのこと。
かといって、夏もとても暑い。
パッシブハウスの快適な環境を作り出すのは、とても大変な地域ですがトライが続けられているとのことです。
次回のアジアカンファレンスは韓国での開催です。
松尾さんも指摘されていましたが、パッシブハウス研究所の方や、各国の方の発表で
「通風」
の話が一度も出なかったのが、でした。
これが、世界の常識なのですね。
また、絶対湿度12g/kgが快適ゾーンのボーダーラインということは、どの国の方も言われていたことでした。
知識や英語力不足で理解できなかったところはありましたが、こういう貴重な機会に参加できてとても勉強になり、刺激を受けました。
私は少ししか手伝えなかったのですが、この大きなイベントの準備と運営をされた皆様、本当にお疲れ様でした。