村上敦さんクラブヴォーバン勉強会 「ドイツの再エネ100%のシナリオ」 その6 なぜドイツでは再エネが推進できているのか?

まだまだ続く村上さんのクラブヴォーバン勉強会の話です。

勉強会の内容が濃く、ナカナカ終われません。

うまく伝えられない文章力のなさが残念ですが、よければお付き合いください。

 

なぜ、ドイツでは再生可能エネルギーが推進されているのか?

その5でもありましたが、決して意識の高さやCO2削減だけではなく、「GAIN]があるからと思います。

 

日本の再生可能エネルギー(大規模風力発電所やメガソーラー)は大都市の人や大企業が所有しているとのことです。

もちろん、風力や太陽光発電なので地方にあるのですが・・・

 

それに対しドイツでは約60%が地域関係者の所有になっているとのこと。

そのため、風景を壊すような設置方法が行われることはなく、自分たちに還元されるのでクレームがでることもありません。

 

例で出されていたマウエンハイム村の実例ですと、今まで燃料として油を村の外から購入していて村への恩恵はほとんどなかったのですが、木質バイオマスを取り入れることによって油を買う必要がなくなり、お金が外に出て行かなくなった。

 

そして地域の森林からの木を地域に建てられた工場でバイオマス燃料を製造し、地域に熱と電気を安価に供給。

また、雇用も創出しています。

 

ドイツでは再エネを取り入れると、地域が潤う仕組みができあがっています。

 

これが成功の秘訣のひとつに間違いありません。(つづく)