村上敦さんクラブヴォーバン勉強会 「ドイツの再エネ100%のシナリオ」 その5 買取額が低くなったドイツではどうなっている?

つづきです。

FIPになり、買い取り価格が下がったドイツでは再生可能エネルギーの熱が冷めてっているのでしょうか?

前回バーチャル発電所のようなビジネスがすでに出来ているということでした。

 

現在ドイツではIoT化が進んでいるとのことです。

 

 

創業3年目のベンチャー企業でありながら2.5kw程度の小型蓄電池のシェア66%を占めるSonnen社の例を挙げられていました。

 

Sonnen社のHPより

 

ドイツ国内の同社の蓄電池がインターネットでつながっていて、天気予報と消費電力を予想し、蓄電池が連動するようになっている!とのことです。

 

それによって、曇りの場所、晴れの場所、使う人、使わない人がいる中で、たとえば曇っていて電気が足らない場合、晴れていて使わない人のところからの電気を買うことができるようになっています。

 

買い取り価格が安くなっているドイツにおいては、FITで売るより自家消費するほうが得なため、そういうシステムができる蓄電池が売れているわけです。

 

とてもびっくりしました。

本当に進んでいますね。

それと、決してドイツ人の意識が高いだけではなく、再エネにメリットがあるため普及が進んでいる、ということがわかりました。 (つづく)