先月の話ですが、村上さんの話が聞けるということで大阪に行ってきました。
クラブヴォーバンさんのセミナーです。
低燃費住宅さんのみなさんや、パッシブハウスジャパン理事の松尾さんをはじめそうそうたるメンバーが聞きにこられており、関心の高さがうかがえました。
村上さんはドイツの環境首都と呼ばれるフライブルク市に住まわれており、「持続可能な街づくり」を目指し、現地の最新の生情報を発信されている方です。
ドイツでは2050年までに一次エネルギー供給量を半減することを目標にしているとのことです。
2019年にこういうエネルギーシフトが策定されました。
その三本柱とは
1.電気:100%再生可能エネルギーでまかなう
2.交通:自動車のEV化(電気自動車)
3.建物の省エネ化
を行うことによって、達成しようとしています。
特に電気に関して、脱火力、脱原子力し100%再生可能エネルギーなんて日本で考えるととても無理な数字に思えます。
ドイツでは再エネ推進前の1990年に3%だった割合が、今は全電力の1/3が再生可能エネルギーになっています。
このまま続けて行くとあと20年~30年で再エネ100%達成が出来る伸び率を続けていますし、そのための政策が行われています。
約1/3が再生可能エネルギーとはビックリですね。
今まであまり貢献してこなかった交通面はVW社のディーゼル偽装により加速しそうとのことでした。
そのEVの電気の供給を火力や原子力に頼ると本末転倒なので、電力の再エネの割合を増やすことが大事なのです。
私はそういう事実に大変驚きました。(つづく)