断熱材を選ぶ基準とは? ドイツ・フラウンホーファー建築物理研究所来日公演より

 

先週、1/19に大阪で行われましたドイツ・フラウンフォーファー建築研究所の方の来日公演に行ってきました。

日本人スタッフの田中さんとダニエルさんが来日されていました。

WUFIで有名なフラウンフォーファーに日本人の方がいらっしゃることにも驚きました。

 

 

お話しされていた断熱材選びの検討項目が大変参考になったので、ご紹介します。

 

・断熱性

・蓄熱性

・遮音性

・調湿性

・透湿・防湿性

・VOC

・持続可能な自然素材かどうか

・コンポスト(肥料)として廃棄可能か

・製造時のCO2排出量

・施工性

 

が検討すべきこと、とのことでした。

 

とかく、断熱性や施工性やコストで判断しがちな断熱材。

 

透湿・防湿性は構造体を健全に保つためにはとても大事なところです。

また、製造時のエネルギーや廃棄のことも地球環境のためには大事なんですね。

 

私どもが石油系の断熱材を極力使わないようにしているのも、同様の理由です。

 

 

フラウンフォーファーでは、「ガマの穂」の断熱材を開発中とか。

λ=0.032と非常に優れた数値で、現在の価格は高価ですが、将来的には下がる可能性もあるとのことです。