昨日、12/17に松山で行われたパッシブハウスジャパン四国支部の勉強会「ヒートブリッジを考える」に参加してきました。
講師は森みわさん。
ヒートブリッジとは、日本語で言うと熱橋=熱の橋。
こういうイメージです。
出典:pinwheel社(カナダ)の動画"Passive House Explained in 90 seconds
建物のいたるところにヒートブリッジがあって、そこを考慮しないと熱が逃げたり、結露を起こしたり、いろんな悪さをします。
四国支部長のアーキテクト工房ピュア高岡さんのあいさつからスタートです。
ヒートブリッジの代表例として、ペアやトリプルガラスの間に入っているスペーサーの値を紹介されていました。
アルミスペーサ 0.1w/mK
樹脂スペーサ 0.03w/mK
3倍以上熱が逃げるのが分かります。
せっかく樹脂の枠を使っても、アルミのスペーサだと熱橋になって熱が逃げてしまいます。
メーカーの資料のとおり、大きな熱橋の有無で3℃以上違ってくるわけです。
ヒートブリッジのおこりやすい代表的な場所は
・基礎廻り
・窓~壁取り合い部
・2階床
・バルコニー
窓周りは先日完成した黒部の前沢パッシブハウスの例を出されてヒートブリッジを解消するディテイルを熱解析ソフトを使って詳しく説明してくれました。
熱解析はWinIso2Dという日本で2ライセンスしかないというものを使われているとのこと。
ドイツではこういうツールで検証されて、開発、性能を明示しているとのことでした。
大変マニアックで専門的なセミナー、大変勉強になりました。
講師の森さんをはじめ事務局の皆様、大変ありがとうございました。