大変盛り上がった10月末のKKSK+日経ホームビルダーの大阪イベントの翌日、念願だった夏見工務店さんを訪ねることができました。

夏見工務店さんはパッシブハウスジャパンの中心メンバーで、工務店の本業が忙しい中「建物燃費ナビアドバイザー」という大事な役を勤められています。
省エネ建築診断士試験の際の燃費ナビのパートは、モチロン夏見さんです。
また、全国に燃費ナビの講師として飛びまわられています。

めずらしく(笑)マジメな話や夏見さんの半生、ビジョンを聞かせてもらいました。
今までにない設計事務所と工務店のコラボレーションやストックの利用方法等々。
話は尽きなかったのですが、時間も推してきて次は完成現場を見せて頂きました。
設計は松尾設計室です。

もちろん、とても省エネ性が高いお家なのはもちろんですが、随所に工夫をされた建物でした。
ん?玄関引き戸?製作ですか?
※引き戸は性能が悪い

この製作の玄関引き戸のガラスは↓スペーシア(真空ガラス)でした。
スゲー・・・

考えもしないことを、されていました。
リビングです。

右下のガラリの中に床下エアコンがキレイに収納されています。
↓あけると・・・・(別の部屋ですが・・・(面積が大きいので2台設置でした))

こういう風にすることによって、床下を暖めるだけではなく、夏の冷房時に室内に冷気を噴出すことができます。
松尾さんによると、床下エアコンの施工についてはノウハウがあるとのこと。
形だけまねると、ぜんぜん効かなかったり不具合を起こす可能性があります。
先日のKKSKの勉強会でもダイシンビルド清水社長が(他社事例で)、夏場の床下エアコン吹き出し付近のカビ発生の事例報告をされていて、注意を喚起されていました。
最後に、夏見さん時間をとって頂いて楽しい時間をありがとうございました。