気になる性能・・・HEAT20推奨グレードと改正省エネ基準との比較

お盆も終わり残暑の季節に入ってきました。

夏の疲れが出る時期です。くれぐれも体調には気をつけてくださいね。

 

YKK-APの営業さんが南雄三さんのHEAT20勉強会の案内を持ってきてくれて、いい資料があったのでご紹介します。

 

HEAT20には推奨グレードというものが存在します。↓


G1:Ua=0.56(Q=1.9)です。


設定された暖房期の室内温度環境のイメージは(部分間欠暖房で)


・全室、全時刻で室温が15℃を下回るのは20%程度

・10℃を下回ることはなく非暖房室での結露やカビの発生が生じにくい


ということになっています。

これを下回る次世代レベルも含めたお家はコレより寒ということに・・・・・

これは皆さんが思っているレベルより低いのではないでしょうか?


15℃は決して暖かいとはいえませんし、イギリスだと呼吸器や心疾患に対して深刻なリスクが現れる温度ということになってしまいます。

日本の国の省エネ基準を纏めたのが上の表です。

ZEHで求められる外皮の性能とかぶるのがよくわかります。


達成率が約60%といわれている等級4・次世代レベルでは明らかに不十分ですね。


 

先日のブログのデータにあるようにほとんどの方が性能を重視しており、現状の住まいの暑さ寒さに不満をもたれています。

HEAT20といういい指標が出てきて、住宅取得者の方々が満足するお家が建つことを願います。