「黒いスペーサ運動」賛同します! ~サッシのスペーサのお話

先日、TDY(TOTO,DAIKEN,YKK社)主催パッシブハウスジャパン理事の松尾さんによる「低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン」というセミナーに参加しました。


その中で松尾さんの言われていた「黒いスペーサ運動」&「2015年高性能窓普及元年」にアットホームズは賛同いたします!

2014年は「窓改革元年」だったんですよね。


昨年10月のブログでも触れましたが、大事なことなのでもう一度取り上げますね。



2つのAPW330のサンプル、違いわかりますか?



そうです。ガラスとガラスの間の色が違いますね。

左がアルミスペーサ仕様のAPW330↓


右は樹脂スペーサ仕様のAPW330↓


これが「黒いスペーサー!」です。

折角、枠が樹脂で断熱性を上げているのに、地球上で4番目に熱をとおしやすいアルミを使っているという矛盾です。

アルミスペーサは樹脂スペーサの1000倍(!)熱を逃がしてしまいます。

 

YKKさんのカタログにもかかれてあるんですけどねぇ(笑)

APW330樹脂スペーサ仕様のカタログより抜粋↓

 


ということで、寒冷地だと樹脂サッシなのに結露が・・・・なんて事象がでてしまうんですね。

 


ちなみにコストはほとんど変わりません(笑)

知識をもっているかいないかで、快適性や経済性や健康がかわります。


モチロン、トリプルガラスのAPW430は「黒いスペーサ」!

330もアルミスペーサ辞めればいいのに・・・・


エクセルシャノン社のトリプルシャノンⅡはもちろん樹脂スペーサ!

ペアもアルミスペーサは存在しません。


トリプルシャノンⅡの写真↓

 

ホットコーヒーに氷をいれるような構成のシルバーのアルミスペーサ仕様のサッシ。

これからはぜひ迷わず「黒いスペーサ」を使用してくださいね!

 

参考サイト:日本の窓は住まい手の利益よりも窓メーカーの都合に合わせて作られてきた