ホウ酸が利かない?!

香川ですと「ホウ酸が・・・・」なんてことは、今は聞きませんが今後はわかりませんね。

この耐久性の分野、全国的にはHOTになってきています。

 

ご意見番の天野さん、本業のお話です。

 

y.uo

 

既存業者さん=(しろあり対策協会)がこういうことをすぐ言う訳ですが、結論から言いますと、駆除に効かないという事実はアリません。効きます。
ただ効き方が、いわゆる合成殺虫剤=農薬とは異なるというだけの話です。
実は、しろあり対策協会の認定に関してもこの点が大きく関連してきます。
話は変わりますが、当社でも駆除はホウ酸「だけ」に限らず、ケースにより安全な薬剤を使うこともアリます。具体的には新薬のアルトリセットです。
最近、既存業者さんのサイトでもこの名前を偶に見るようになりました。
パクられても大いに結構と私自身は思っておりますが、米国EPA(環境保護庁)唯一の低リスク認証防蟻剤です。
さて、こちらのアルトリセット、日本上陸して数年になりますが、いまだにしろあり対策協会の認定が取れていません。メーカー担当も正直困り顔でした。
取れるはずが取れない、その原因はしろあり対策協会が求める「即効性」です。
要は撒いてすぐに全部が即死してもらわんとアカンというわけです。
アルトリセットは超遅効性です。そして蒸散性(揮発性)は桁違いに低いです。
ただし蒸散性なら、ホウ酸はゼロですから、やはりホウ酸が間違いアリません。
新築時や改装時の予防においてはそうですし、特に基礎断熱などでは絶対です。
ホウ酸も遅効性です。だから少なくともこれまではしろあり対策協会はホウ酸を是としなかったというのが表文句です。でした。
さて今回しろあり対策協会の機関誌しろあり最新号に、京都大学生存圏研究所の吉村教授がホウ酸の有効性を寄稿されました。これが画期的というのも微妙ですが、
しろありというの名の専門誌をしてもホウ酸の扱いなどそんなものだったのです。
海外は当然のこと、日本でも吉村先生をはじめ多数の研究論文があるのにです。
だから私は劣化対策の分野の日本の学術研究を正直あまり評価はしていません。
しろあり対策協会やバックに居る農薬メーカーの力が圧倒的に強すぎるからです。
ネオニコが売れなくなった時の布石なのではないかと下衆の勘繰りしていますが理由はなんであれホウ酸が認められるのは悪いことではアリません。うえるかむ。
ただ、しろあり対策協会が将来ホウ酸を認めようが認めまいが日本木材保存協会の認定で必要十分ですから冷静に見つめたいと思います。すべては住まい手のために。
カネが絡めば前言撤回、言行不一致というのは私は嫌いです。
まあ、でもいずれネオニコなんて売れなくなります。ホウ酸もアルトリセットも認証せざるを得なくなる日が来るでしょう。30年は優に遅れた防腐防蟻業界でもサッシ業界でアルミサッシが駆逐されていくように変わることを期待したいです。
そして何より温熱と同様か、それ以上に劣化対策に目を向けてもらいたいですね。
すべては住まい手のために。