ホウ酸による防腐防蟻Q&A②

パッシブハウスご意見番、ホウ酸施工士アマノさんご専門ホウ酸Q&A第2弾です!

なぜか関西弁になっています(笑)


y.uo


パート②です。


プロ向けという事でここからはわかりやすく、関西弁でいきます。笑

Q. 「安全安全言うてるけど、ホウ酸てホンマに安全なん?」

A. 「 はい、めっちゃ安全です。判り易く二つの理由を示します。」

  一つの目安としては、安全性の指標に急性経口毒性というのがあります。
 LD50とか言いますが、要はどのぐらいの量を口に入れたら半数が死ぬか
 この指標で言うと、人間の場合、危険性は、食塩やコーヒーと同程度です。
 具体的には体重60kgの一般成人で、200gぐらいをもし一気に口にすると
 約半数が死ぬ可能性がありますよという事です。原料(粉)で200gです。
 口にする事がまず有り得ません。塩ですら200g一気呑みする人いません。
 更に言えば、万一口に入れても(入れませんが)吐いてしまうそうです。
 そんな200gも飲み込む事は不可能だそうです。さらに、ほ乳類の場合は
 腎臓でほぼ100%が処理されますから、ワンちゃん猫ちゃんにも安心です。

 次に大きな理由ですが、ホウ酸塩は化学的に安定しており揮発しません。
 お塩(食塩)が空気中に揮発してなくなったりしませんね。それと同じ。
 揮発しないという事は、空気も汚しませんし、人体にも影響しません。
 先程の、LD50、実は農薬でも安全性を謳うのに使っているんですよね。
 でも、問題は脳神経系に直接作用する神経毒だったりするので、口から
 入れなくても大問題なんです。ましてや、それを家の中に撒いたりとか、
 諸外国では許されません。日本は異常ですね。ネオニコチノイド農薬の
 基準緩和をしようとしています。口から入れる食物に、、、問題外です。

 要は、小屋裏登って床下や壁めくって構造体をひたすら舐め続けて原料
 換算で200gにもし一気に達したら死ぬかも知れませんが有り得ません。

 それですらもLD50どおりなら半数の人は生きている可能性もあります。。

Q. 「ホウ酸ってホンマに効くん?」

A. 「効きます。しかもずっと効きます。」

 揮発しませんから効果が永続します。ここが大きなポイントです。
 床下、小屋裏、壁体内、特に壁体内などでは再処理が難しいです。
 業界最長15年保証もそうですが、基本的に効果自体は永続します。 
 ただし、ホウ酸を使えば何でも良いという訳でもありません
 適切な濃度管理と施工量がポイントとなります。
 実際、市販の防腐防蟻剤の中には濃度的に疑問符が付く物もあります。
 また、責任施工でなく、特に原液での商品販売の場合、結晶化の問題や
 適切な濃度管理がされないまま、いわゆる水増し等の問題もありえます。
 ちなみに、ボロンdeガードは責任施工かつ業界最高水準の濃度と量です。


 私見乍ら新築時シロアリがいる訳でもないのに揮発するものを撒いても
 正直よく意味がわかりません。。。保証さえ付けば良いと言う事なのか。
 でも住まい手は何十年も住み続ける訳ですから。。。長期優良住宅とは。。
 
Q. 「じゃあ、ホウ酸の弱点って何があるん?」

A.   ホウ酸の弱点は水溶性である点。ですから雨掛かりには基本弱いです。
  基本的に構造体の中には隠れますが、施工時の雨養生もポイントです。
  ちなみにボロンdeガードの場合はマニュアル化されています。
  外部にはマスカー処理やボロンdeガード溶脱防止剤も併用出来ます。
 
Q.  「そもそもD1特定樹種でエエんちゃうん?」

  ヒノキ、ヒバなどは確かに数ある樹種ではシロアリの食害に強いですが、
  あくまで相対論であり、被害に遭うのは同じです。実験は短期間ですが、
  住まい手は一生実験させられる事になりかねません。
  通風や乾燥をシロアリは嫌う傾向にありますが、それで喰わなくなる訳
  でも残念ながらありません。さらに、外来種アメリカカンザイシロアリは
  ヒノキが大好きで乾燥材も好んで食する習性があります(乾材シロアリ)。
  しかも外来種は飛来しますので、窓や軒天、換気口、外壁通気層からも…

Q.  「フィトンチッドやらヒノキチオールが効くんやろ?」

A. まず、日本のヒノキにはヒノキチオールは全くに近い程含まれていません。
  台湾ヒノキには含まれていますが、20年以上前から現地でも伐採禁止です。
  青森ヒバには含まれますが、残念ながら揮発します。
  ヒノキチオールの原液は、天然素材ではありますが、効果が持続しません。
  しかもとても高価なはずです。

Q.  「ほな、炭は? 炭が効くんちゃうの?

A.  申し訳ありません。大変申し上げ難いのですが、炭に科学的に防蟻効果が
  認められません。自然素材で、それ以外の意味では良いものだと思いますが。
  実際ホウ酸と併用してお使い戴く方もおられます。

Q.  「そもそも寒冷地やし、シロアリおらんで?」

A. 北欧でもシロアリは居ませんが木材へのホウ酸処理は使用されています。
  某北欧系ハウスメーカーの木製サッシの枠にはホウ酸処理がされています。
  主に防腐処理(腐朽菌対策)としてです。それに難燃効果も加わります。
  結露対策と併せて、腐朽菌対策は家の長寿命化に極めて重要です。
  腐れとシロアリが家の長寿命化を阻害する二大要因だからです。

  さらに、しろあり対策協会の調べでは、寒冷地の東北エリアにも外来種が既に
  北上しているとの情報があります。アメリカカンザイシロアリは輸入家具など
  からも入ってきますので、もしお隣さんが例えば輸入アンティーク家具を買い、
  その中に運悪く居た際に、現状では残念ながら隣家からの守る術がありません。

Q.  「判った。ええのは判ったけど、結構高いんちゃうん?」

A.  「そんな高ないですよ!基礎天端1m以内の一般処理なら他と変わりません。
  全構造体処理の場合でも(腐朽菌対策・アメリカカンザイシロアリ対策)、
  設計価格で延床面積あたり坪1万円程です。見積り無料ですからご遠慮なく。
  関西から遠方でもご紹介も可能です。」

Q. パネル工法やねんけどなぁ。
  基礎外断熱やねんけどなぁ。

  ・・・


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