ホウ酸施工士のスペシャルコラムスタート 天然自然物と言われる防腐防蟻剤(っぽいもの?)まとめ

有限会社天野事務所の代表、天野さん。

ホウ酸施工士で防蟻のスペシャリストですが、気密断熱に関してはとても博識でパッシブハウス関係や新住協の世界では知らないヒトはいないという存在です。

また、省エネ建築診断士エキスパートでもあります!


全国の現場や勉強会に出没して得た知識によるフェイスブックやブログは大変参考になります。

この度、弊社ブログにもコラムにて情報提供と断熱や得意の分野を語って頂くこととなりました。


いつもありがとうございます。


y.uo


天然自然物と言われる防腐防蟻剤(っぽいもの?)まとめです。


【柿渋】
柿渋には防腐作用、一部の抗菌作用がありますが、防蟻効果が残念ながら認められません。
主成分のタンニンは水溶性で、揮発もしますので屋内・屋外使用に拘らず再塗装が必要になります。

【炭】
炭に至っては、防蟻効果はもとより防腐効果すらはっきりと認められていないかと思います。。。
市販の炭防腐防蟻剤も防腐防蟻効果自体は他成分。
効果の主体と成る成分が別ならそう謳うべきです。
さも炭自体に防腐防蟻効果があるように謳うのは消費者保護法で問題にならないのか気になります。

【ヒバ油】
同様にヒバ油には防腐と、一定の防虫忌避効果は認められますがすぐに揮発するので要再塗装です。
主成分ヒノキチオールは神経に作用しラットでは催奇形も報告されていますので天然自然物だから
安全とは必ずしも限りません。

【にがり】
にがり、2月に販売中止になってしまいましたが、一定の効果はあったようです(ベテラン施工員弁)
ただ金属腐食、これはやはり拙いかと思います。

【除虫菊】
天然ピレスロイド、除虫菊由来ですが、天然でも人工でも同じ神経毒ですのでお勧めはできません。
忌避効果が高いです。もちろん揮発・蒸散します。

【無垢材=無処理】
フィトンチッドの類い、檜の芯材、杉の赤身など、それだけで認定レベルの防腐防蟻効果が得られる、
そこまでどの認定試験も甘くありません。。。
相対論と絶対論を履き違えている印象が強いです。


あと何かありましたでしょうか?

【ベンガラ】
耐候性が比較的高いと言われるので柿渋と混ぜると柿渋の有効成分が落ち難くは成るかと思いますが。。
柿渋に防蟻性能もありませんし、弁柄の酸化鉄にも一定の防腐防虫性能が仮にあったにせよ防蟻成分があるとのデータは実際に目にしたことがありません。
もし有れば誰かが認定を取るのではないでしょうか。

【ホウ酸塩】
ホウ酸は日本で取れないので、一部伝統系の方々も好んで使われていない?ようですが大好きなはずの漆喰の石灰石等と同様、天然自然物(鉱石)です。


腐朽菌を殺します。カビ真菌類にも一定効果があり、難燃性も有します。しろありだけでなくゴキブリや
キクイムシにも有効です。揮発せず効果持続します。

ちゃんと(高濃度&大量&雨対策)すれば、ですが。

その他気になる商材・素材が有れば教えてください。


もういい加減、宗教論信仰論みたいなノリはヤメて

科学的に議論してもらいたいものと思います。

それでは住まい手さんに対して明らかに不誠実です。